しかし、民生機の多くのバランス出力はトランスを搭載していないため、912とのバランス接続はマッチングが取れず-6dBになってしまいます。これでは入力のゲインが足りませんので、912の真価を発揮する事ができません。
エスアイエスではご注文時、もしくはご購入後のお客様も「バランス入力+6dBへの変更」を有償(2022/3/29現在、22,000円/税込+送料実費)で承りますので、お気軽にご相談ください。この変更は1系統だけ可能で、「BAL 2」への適用になります。
アンバランス入力では上記の問題は起きません。また、912の内部はアンバランス回路設計ですので、バランス入力はアンバランス回路への変換回路を通ります。もしアンバランス接続が利用できる環境でしたら、可能な限りアンバランスでの接続を推奨しています。出力に関してはアンバランス回路からアウトプットトランスを通り、アンバランス、バランス共に並列で出力されていますので、音質的な違いはありません。
内部のパーツは高級パーツがびっしりという訳でもなく、天板も折り曲げ成型で厚さのあるようなものではありませんが、それらが全て計算し尽くされていると感じられる、素晴らしい音楽性がここにはあります。
解像度の高さやレンジの広さを追求し過ぎず、設計やパーツ、筐体の作りに遊びを持たせた結果、音ではなく音楽がストレスなく雄大に響き渡ります。全てを理解していて、全てを敢えてこういう設計にしているのです。パラビッチーニ氏は多くを語りませんが、知っている人は話さないものです。核心に迫るようなマニアックな質問をしても、いつもさらりとかわされてしまいますが、それが実にパラビッチーニさんらしい振る舞いで、「そういう細かい事は気にしなくていいよ。」と言われると、不思議と私に大きな安心感を与えてくれます。私もパラビッチーニさんのように早く達観したいです。
最近ふと思うことがあります。運よくオーディオライフをEARから始められたらどれだけ幸せだろうな、と。そして、その後に何らかのハイエンドな製品へのグレードアップを果たしたとしても、最後にはEARで聴いた音楽を懐かしいと思うのではないか?と。少し大袈裟かも知れませんが、オーディオは
「EARに始まり、EARに終わる」
そんなふうに思う事がある、今日このごろです。
世の中にはなかなか良いプリアンプがありませんが、これは本当にお薦めの最高のプリアンプです。発表から大きな仕様変更もなく、15年間もロングセラーとなっています。まさにユーザーからの評価が、音質の良さと信頼性の高さを証明しています。
エスアイエスでは、912を店頭に常設展示しております。約3年ほど展示しておりますがご来店いただきましたお客様からも絶賛を頂いており、いまも当店で一番売れているプリアンプとなっております。まだEARを知らない、912を知らないという方は、ぜひ店頭にてその音質の良さ、音楽的な魅力溢れるプリアンプの音をご体感ください。
■EAR 912(MC/MM対応フォノイコライザー搭載、管球式プリアンプ)
定価:2,640,000円(税込)
売価:お問い合わせください。
>>代理店の製品紹介ページはこちらから
■EAR 509mk2(管球式モノラル・パワーアンプ)
定価:1,890,000円(税別、ペア)
売価:お問い合わせください。
>>代理店の製品紹介ページはこちらから
EARの912と509mk2は、真空管ならではの暖かみのある音色と、現代ハイエンド・アンプならではの高解像度でワイドレンジな音質の良さを見事に両立させた、素晴らしいプリアンプとパワーアンプです。
このセットは長年にわたり売れ続けている超ロングセラー商品ですが、特に多機能で使いやすく音質も抜群のプリアンプ912を店頭に常設展示いたしております。
この912は、何といっても内蔵のフォノイコライザーが素晴らしいです。アナログをいい音で再生したいとお考えの方で、まだ良質なプリアンプをお持ちでない方にとって、912はベストな選択になります。
「いかに912が凄いか」
そしてフロントパネルにある入力用メーターが非常に便利です。これは入力された信号のゲインをそのまま表示し、プリアンプのボリュームとは連動していません。これがいかに重要かという事を、下記の2つの点からご説明させて頂きます。
まず第一に、フォノ入力に関してですが、このメーターを確認しながら0dBよりも大きく振り切る場合はゲインを下げたり、MCカートリッジに最適なインピーダンス・マッチングを取る事ができます。これを調整して初めてレコードは完璧な音楽を奏でます。これが調整できないフォノイコライザーでは、適当な設定のまま、本来の真価を発揮しないままレコードを聴いているようなものです。
しかもフォノイコライザーでインピーダンス・マッチングを変更できたとしても、ほとんどの製品はどこまで合っているかは音を聴いて聴感上で判断するしかありません。912ではメーター上で適正な昇圧が取れているかを目視で完全に確認する事ができます。この目視でゲインとインピーダンス・マッチングの調整ができるフォノイコライザーこそ「本物のフォノイコライザー」なのです。
そして第二に、CDやAUXなどフォノ以外のライン入力はフォノ入力のようにゲインの調整はできませんが、ライン入力のゲインが低い場合に0dBあたりでメーターが動かず低い位置でメーターが動いている時があり、入力された機器に何らかの問題があるという事が確認できます。これは非常に重要です。
よくあるのがCDプレーヤーやDAC、ネットワークプレーヤーなどにボリュームがついていたり、内部の出力のゲインを何段階かに設定する事ができる場合に、通常の0dBあたりのゲインになっていない事があります。それに気づく事ができ、912のメーターを見ながら出力が0dBになるよう機器側で最適な設定にして本来の性能を発揮させることができます。店頭での試聴の際もこの機能に助けられた事が何度もあります。
これは微妙にゲインが低い・高い場合には、感覚的にプリのボリュームを上げ下げして済ませてしまいますので、メーターがないと意外と気が付かないものです。時にはゲインが低すぎてメーターが全く触れていないような事もあります。これをボリュームを上げているだけで済ませている時があるかも知れないと思うとゾッとします。
これに気付いて0dBにきっちり合わせた時の音は、ゲインが微妙に低い・高い時の音とは全く違います。912がスタジオなどの現場で「非常に使い勝手が良い」、「信頼できるプリアンプ」と言われるのは、こういう事なのです。
912の凄さをお判りいただけましたでしょうか?上記の信頼できる機能と、音質の良さ、912の凄さは、実際に使いこなしてみて、聴いてみて初めてわかります。エスアイエスでは、この極上のアナログ・チューブ・プリアンプ912を店頭でいつでもご試聴していただけますので、まだ聴かれた事がない方はぜひ一度店頭にて実際に触って、聴いてみてください。
EAR 912と509mk2のご試聴・ご購入は、お気軽にご相談くださいませ。
>>お電話:03-3824-1139(中谷まで)
>>メールでのお問い合わせはこちらから
<EAR 912の仕様>
●回路構成:アンバランス回路
※XLRインプットは、民生機との接続では通常-6dBになります。有償で0dBに変更可能です。
※どちらの入力、出力でも音質は同じになるように、入念に設計されております。パラビッチーニはプロの現場での経験からバランス接続を推奨していますが、入力に関してはアンバランスの方がトランスを通らないため若干鮮度や透明感が高く感じられます。当店では入力はアンバランスを推奨しています。
●フォノ入力: RCAx2系統
●ライン入力: RCAx3系統、XLRx2系統
●テープアウト: テープモニターx1 系統
●出力: RCAx2系統、XLRx2系統
●ラインアンプゲイン:14dB (reference sensitivity)= 775mV for “0”dB V.U.
= 3v output
●ラインアンプ: S/N比 = 90dB (1v out ref)
歪率 = Less than 0.1% 1KHz 3v out
周波数特性 = 20-20KHz + 0-0.3dB
最大出力 = 6v 600Ω either output
●フォノセクション: 入力2系統(MM / MC)
●入力インピーダンス:MM = 47KΩ
オーバーロードマージン = 28dB
MC セレクション = 40Ω、12Ω、 6Ω、 3Ω
ゲインセッティング = 0, -6, 12dB
ゲイン MM = 2.4mv for ‘0’ dB V.U (50dB)
MC = 0.24、0.15、0.1、0.06mv @1KHz
(70dB) (73dB) (76dB)(80dB)
RIAA Accuracy = 0.2dB、30Hz – 20KHz
S/N比 = 68dB ref 2.4mv unweighted
●使用真空管: PCC88 (7DJ8) x 5またはECC88(6DJ8)x 5
●消費電力: 30W(100v, 117v or 230v country dependent)
●重量: 13.5kg
●サイズ: W485 x H145 x D300mm
●ファシリティー: テープモニター
●フロントパネル: ミュートスイッチ
Mono/Stereo スイッチ
インプットセレクター
ヴォリュームコントロール
Phono 1、Phono 2
MM/MC
MC 入力インピーダンススイッチ
ファンクションセレクター
(BAL1、BAL2、Phono、CD、Aux1、Aux2)
●リモコン: ボリュームのアップダウンのみ
●カラー: ブラック・シルバー
<EAR 509MK2の仕様>
●回路構成:アンバランス回路
※XLRインプットには、トランスが入っています。
※RCA入力をご希望の方は、お問い合わせください。
定価:2,640,000円(税込)
売価:お問い合わせください。
>>代理店の製品紹介ページはこちらから
▼MC/MM対応の高音質フォノイコライザーを内蔵しています。単体のハイエンド・フォノイコライザーも真っ青の、極上のトーンです。長年、著名スタジオやアーティストに使用され続けており、プロも認める抜群の音質の良さです。CDも暖かみのある音で楽しめます。真空管をテレフンケンなどに交換すると、音質や音色をお好みに調整したり、音質を劇的に向上できます。>>マニアックな真空管交換に関するブログはこちらから。
▼912とのベストマッチを実現する、モノラル・パワーアンプの509mk2もお薦めです。ご予約いただけましたら、509mk2との最高の組み合わせでいつでもご試聴していただけます。
■EAR 509mk2(管球式モノラル・パワーアンプ)
定価:1,890,000円(税別、ペア)
売価:お問い合わせください。
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▼透明度が高く力強いサウンドでありながら、暖かみや包容力もある絶品のモノラル・パワーアンプです。AVALONやWILSONなどの大型スピーカーや、最新のMAGICOやYGのハイエンドスピーカーもしっかりと駆動できます。
EARの912と509mk2は、真空管ならではの暖かみのある音色と、現代ハイエンド・アンプならではの高解像度でワイドレンジな音質の良さを見事に両立させた、素晴らしいプリアンプとパワーアンプです。
このセットは長年にわたり売れ続けている超ロングセラー商品ですが、特に多機能で使いやすく音質も抜群のプリアンプ912を店頭に常設展示いたしております。
この912は、何といっても内蔵のフォノイコライザーが素晴らしいです。アナログをいい音で再生したいとお考えの方で、まだ良質なプリアンプをお持ちでない方にとって、912はベストな選択になります。
「いかに912が凄いか」
そしてフロントパネルにある入力用メーターが非常に便利です。これは入力された信号のゲインをそのまま表示し、プリアンプのボリュームとは連動していません。これがいかに重要かという事を、下記の2つの点からご説明させて頂きます。
まず第一に、フォノ入力に関してですが、このメーターを確認しながら0dBよりも大きく振り切る場合はゲインを下げたり、MCカートリッジに最適なインピーダンス・マッチングを取る事ができます。これを調整して初めてレコードは完璧な音楽を奏でます。これが調整できないフォノイコライザーでは、適当な設定のまま、本来の真価を発揮しないままレコードを聴いているようなものです。
しかもフォノイコライザーでインピーダンス・マッチングを変更できたとしても、ほとんどの製品はどこまで合っているかは音を聴いて聴感上で判断するしかありません。912ではメーター上で適正な昇圧が取れているかを目視で完全に確認する事ができます。この目視でゲインとインピーダンス・マッチングの調整ができるフォノイコライザーこそ「本物のフォノイコライザー」なのです。
そして第二に、CDやAUXなどフォノ以外のライン入力はフォノ入力のようにゲインの調整はできませんが、ライン入力のゲインが低い場合に0dBあたりでメーターが動かず低い位置でメーターが動いている時があり、入力された機器に何らかの問題があるという事が確認できます。これは非常に重要です。
よくあるのがCDプレーヤーやDAC、ネットワークプレーヤーなどにボリュームがついていたり、内部の出力のゲインを何段階かに設定する事ができる場合に、通常の0dBあたりのゲインになっていない事があります。それに気づく事ができ、912のメーターを見ながら出力が0dBになるよう機器側で最適な設定にして本来の性能を発揮させることができます。店頭での試聴の際もこの機能に助けられた事が何度もあります。
これは微妙にゲインが低い・高い場合には、感覚的にプリのボリュームを上げ下げして済ませてしまいますので、メーターがないと意外と気が付かないものです。時にはゲインが低すぎてメーターが全く触れていないような事もあります。これをボリュームを上げているだけで済ませている時があるかも知れないと思うとゾッとします。
これに気付いて0dBにきっちり合わせた時の音は、ゲインが微妙に低い・高い時の音とは全く違います。912がスタジオなどの現場で「非常に使い勝手が良い」、「信頼できるプリアンプ」と言われるのは、こういう事なのです。
912の凄さをお判りいただけましたでしょうか?上記の信頼できる機能と、音質の良さ、912の凄さは、実際に使いこなしてみて、聴いてみて初めてわかります。エスアイエスでは、この極上のアナログ・チューブ・プリアンプ912を店頭でいつでもご試聴していただけますので、まだ聴かれた事がない方はぜひ一度店頭にて実際に触って、聴いてみてください。
EAR 912と509mk2のご試聴・ご購入は、お気軽にご相談くださいませ。
>>お電話:03-3824-1139(中谷まで)
>>メールでのお問い合わせはこちらから
<EAR 912の仕様>
●回路構成:アンバランス回路
※XLRインプットは、民生機との接続では通常-6dBになります。有償で0dBに変更可能です。
※どちらの入力、出力でも音質は同じになるように、入念に設計されております。パラビッチーニはプロの現場での経験からバランス接続を推奨していますが、入力に関してはアンバランスの方がトランスを通らないため若干鮮度や透明感が高く感じられます。当店では入力はアンバランスを推奨しています。
●フォノ入力: RCAx2系統
●ライン入力: RCAx3系統、XLRx2系統
●テープアウト: テープモニターx1 系統
●出力: RCAx2系統、XLRx2系統
●ラインアンプゲイン:14dB (reference sensitivity)= 775mV for “0”dB V.U.
= 3v output
●ラインアンプ: S/N比 = 90dB (1v out ref)
歪率 = Less than 0.1% 1KHz 3v out
周波数特性 = 20-20KHz + 0-0.3dB
最大出力 = 6v 600Ω either output
●フォノセクション: 入力2系統(MM / MC)
●入力インピーダンス:MM = 47KΩ
オーバーロードマージン = 28dB
MC セレクション = 40Ω、12Ω、 6Ω、 3Ω
ゲインセッティング = 0, -6, 12dB
ゲイン MM = 2.4mv for ‘0’ dB V.U (50dB)
MC = 0.24、0.15、0.1、0.06mv @1KHz
(70dB) (73dB) (76dB)(80dB)
RIAA Accuracy = 0.2dB、30Hz – 20KHz
S/N比 = 68dB ref 2.4mv unweighted
●使用真空管: PCC88 (7DJ8) x 5またはECC88(6DJ8)x 5
●消費電力: 30W(100v, 117v or 230v country dependent)
●重量: 13.5kg
●サイズ: W485 x H145 x D300mm
●ファシリティー: テープモニター
●フロントパネル: ミュートスイッチ
Mono/Stereo スイッチ
インプットセレクター
ヴォリュームコントロール
Phono 1、Phono 2
MM/MC
MC 入力インピーダンススイッチ
ファンクションセレクター
(BAL1、BAL2、Phono、CD、Aux1、Aux2)
●リモコン: ボリュームのアップダウンのみ
●カラー: ブラック・シルバー
<EAR 509MK2の仕様>
●回路構成:アンバランス回路
※XLRインプットには、トランスが入っています。
※RCA入力をご希望の方は、お問い合わせください。
●パワーアンプ: クラスAB級・プッシュプル
●入力端子: バランス1系統
●出力: 100W(モノ)
●周波数特性: 3Hz-30KHz +0-1dB、2Hz-80KHz +0-3dB
●パワーバンド: 12Hz-60KHz -3dB,0.5% THD
●I.M.D.: <0.2% 10mW-100W
●出力ダンピングファクター: 20(0.4Ω+ 4uH)
●S/N比: 96dB
●入力感度: 1.2V
●インプットインピーダンス: 25kΩ
●使用真空管: PL509/PL519(40KG6)またはEL509/EL519(40KG6 )x2
ECC83 x 2, ECC85 x 1
●消費電力: 180W
●重量: 14.8kg (ペア29.6kg)
●サイズ: W320 x D255 x H167mm
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