2018年12月29日土曜日

IMMEDIA RPM REVOLUTION MANUAL

IMMEDIARPM REVOLUTIONですが、製品発売時に代理店が取説を作成しておりませんでした。そこで、当時の代理店スキャンテックの長尾氏にご教授頂きながら、簡単ではございますがマニュアルを作成いたしました。RPM REVOLUTIONの使用方法でお困りの方のお役に立てましたら幸いです。

■IMMEDIA RPM REVOLUTION
・定価:2,200,000円(税別)
・発売:2000年頃
・設計者:Allen Perkins(現・SPIRAL GROOVE
・形式:4筐体・完全分離型・レコードプレーヤー・システム
・寸法:W550×H148×D400mm
・重量:22.5Kg
・中古品販売時の付属品:ACケーブル、六角レンチ2本、トーンアーム用オイル、同形式のトーンアーム「RPM-2 TONEARM」用英文取説、スタビライザー
※新品販売時には、ガイドミラー付きの専用オーバーハングゲージが付属していました。



トーンアーム
・製品名:「RPM-TONEARM
・方式:オイルダンプ+ワンポイントスタティックバランス型
・10インチ・アーム(実効長:254mm、全長:335mm)
・オーバーハング:16mm
・高さ調整:45mm~49mm(アームボードからカートリッジ取付面まで)
・ピボットポイントからスピンドルまでの距離:237mm(9.33inch)
・ピボットポイントからスタイラスまでの距離:254mm(10inch)
・軸受け:サファイア
・軸:タングステン・カーバイドボール
・2ウェイト・ラテラル調整機能
・音声出力:ロジウムメッキ仕様RCA端子・1系統

プラッター 
・表面:グラファイト処理
・ボディ:フェノール樹脂とステンレス鋼のサンドイッチ構造
・内部:サファイア軸受け
・台座:高剛性・三脚式(金属製の脚部受け具付き)
    
モーター
・AC/DC電源部・モーター部・分離型
・アルミ/ステンレス製、内部空洞に鉛を補充
・対応回転数:33回転・45回転
・電源部寸法:W110×H63×D160mm
・電源部重量:1.2Kg

▼プラッターを乗せる3本足の台座の角度は、このように長い脚を右側にして設置してください。4つの筐体もおおよそこのような状況で設置してください。ラックやオーディオボードに乗せる際は、市販の水準器を使用して設置面の水平を取ってください。


 

▼アームからRCA端子に伸びているリード線は細く少し固めの線材です。開梱後はアームの調整時の邪魔にならないように、このような形になるように調整してください。

▼輸送中にサファイアの軸受けを傷めないようにスポンジで浮かせてありますので、それをオレンジのリード線とアンチスケーティングウェイトの糸を切らないように気を付けながら持ち上げ、取り外します。

▼その後、オイルタンクに少量のオイルを入れて、全体的に少し浸された状態にします。もしレコード再生時に高域が減衰し過ぎている時は、オイルが多いので少し抜いてください。

▼メーカーの推奨では、「レコードを再生しながら、高音のロールオフが聞こえるまで1cc単位でオイルを追加し続けます」と説明があります。その場合は、市販のプラスティック・シリンジやスポイトなどを使用して、ハウジングの隙間からオイルを少しずつ注入してください。

▼アームの高さ調整は、アームの根元のトップにあるネジ穴(VTA調整部)にて付属の六角レンチで調整します。

基本的には、金色の軸受けの頂点が、プラッターの上面と水平になるように調整します。(取説2ページ目の上図の通りです。)

このアームの特徴として、ピボット(てこの支点)の高さが、カートリッジ・スタイラスと同じになります。この利点は、針とベアリング(軸受け)がVTA(垂直トラッキング角度・カートリッジの前後の傾き角度)調整のために同じ回転点を共有する事です。ベアリングの高さはVTA調整によって変化しません。一般的なORTOFONLYRAなどのカートリッジでは、この方法で問題なく調整できます。

しかし特殊なカートリッジによっては上記のセッティングでは調整しきれない場合があります。その場合は金色の軸受けの下部にあるナットを緩めて軸を動かし、カートリッジに最適な高さになるよう調整してください。

▼オーバーハングは市販のゲージを使用して、針先がスピンドルの中心点から16mm超える位置に、カートリッジの角度も確認しながら調整してください。そうする事でアームの適正な設置位置を決定する事ができます。

▼針圧は、アーム後方のナットを回して調整します。ラテラルバランス(カートリッジの左右の傾き角度)は、左右のウェイトで調整します。その際はあまり聴かないレコードなどを利用して、針を下ろした状態で傾きを確認し、リフターをその都度上げて微調整します。

このアームは、アームの有効質量を減らすために独自に設計されたカウンターウェイトサスペンションを備えています。通常ではウェイトがベアリングから見て手前側、ナットが奥側に配置されていますが、それを前後逆に配置して、ウェイトをベアリングから遠ざける事ができます。これによりウェイトの有効質量が増加し、より重量のあるカートリッジに対応します。

▼アンチスケーティングの調整は、全ての調整が終わった後に行います。まず糸の高さが水平になるように、糸通し付きの台座を支えている3本のボルトを回して調整します。 (取説3ページ目の下図の通りです。)その後2個のウェイトの間隔を調整してください。

▼ベルトはプラッターの下部にある溝と、モーター部のプーリーにかけます。

▼33回転、45回転共に定速になるように、市販のストロボを使用してモーター部とプラッターとの距離を調整してください。回転の微調整は、モーター部左側面にある穴にて、マイナスドライバーで調整してください。
 



▼スタビライザーはねじ止め固定式です。しっかり締めると力強く緻密な音質になります。緩める事で少し音の圧迫感が軽減されます。外す事で開放的な音になりますので、お好みで調整してください。
 

▼難しいポイントのみのご説明となりましたが、以上の内容で設置・調整をしていただきましたらセットアップは無事に完了した事と思います。あとは何かご不明な点はお気軽に中谷宛までご連絡ください。
 

 

※2019/5/13追記:当時のカタログが見つかりましたので、スキャンして画像にしたものを掲載させていただきます。


>>お電話:03-3824-1139(中谷まで)
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